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2009年03月29日 22:52

monsoon photo

ロンドンから投稿する最後のお話となりました。

NASAによるアポロ計画に採用されたことでも有名なハッセルブラッド。
月面に上陸した宇宙飛行士が最初に使ったカメラがこのハッセルブラッドです。
その当時に撮られた数々の美しい写真は、「FULL MOON」(Michael Light選)という
写真集になって目にすることができます。息をのむ美しさです。

海外生活の経験のない僕にとってこのロンドンでの1年間の生活は、
(少しだけ大げさに言って)月面に降り立つのにも等しい経験でした。

この場所から僕は客観的にたくさんの風景を目にすることができました。日本という
自分の生まれた国をも遠く離れた場所から客観視することができたのは大きな力です。


この1年間に撮られたたくさんの未現像のフィルムをかかえて僕は今日、日本を目指します。
異国の空気さえもが詰まったそれらのフィルムを丁寧に現像し、僕は日本でもういちど
世界を旅します。

いずれ、みなさんの目に届けられることを期待して。

2009年03月29日 01:55

monsoon photo

どたばた子育て中のyagerです。こんばんは。

今日は2ヶ月の息子を連れてちょっとだけ遠出。
何度も来た事のあるアウトレットに来たのですが、子供2人連れて歩く場合に1眼レフってやっぱり邪魔になる事もあるわけでー。

最近自分の中でトイデジブームが再燃している事もあってVQ1005をお供にちょっとだけ写真撮りました。
添付の写真は何気なく空を撮ったもの。味わいがあるでしょ〜。もちろんリサイズ以外はいじっていませんよ。

少し焦点距離を調整したんだけどあんまりキリッとした写真は撮れないんですけどね。まあボケも良さという事でw

2009年03月26日 23:45

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『土木』と『建築』
建物を建てるという大きな共通点があるのに
それぞれの言葉のイメージは大きく違います。
『建築』物には、『建築』が持つ個性があり、
その個性はデザインする建築家に由来します。
表参道ヒルズの安藤忠雄、東京都庁の丹下健三、ふじようちえんの手塚貴晴など。
その設計者の「色」すなわち「個性」が建築物にはあふれています。

その一方で、橋、トンネル、道路といった『土木』構造物は、
特徴的なデザイン、構造で施工されたものも多いのに、
一般的に誰が設計していたのか知られておらず
土木に携わっている人もよく知らないのが実情です。

高さ数10メートルにも及ぶコンクリートの橋の橋脚、
夕日の海にかかる橋梁。
環境に配慮したフォルム、造形。
『土木』ってネガティブに捉えられがちですが、
構造物と一体化した風景には美しさを感じます。
ただ、設計者がわからないため、建築に比べて「個性」がでにくい。
ちょっともったいない気がします。

そんな土木構造物に光を当てようと
業界では色々な取り組みをしています。

次回紹介するのもそんな取り組みの一つです。
"monsoon"のメンバーにはぜひ参加してもらいたいコンテストです。
では、次回 土木と生活 その3 コンクリートと写真 をお楽しみに!

Blog "Civil Engineer Grover"には"monsoon"コラボ記事も掲載中!!

2009年03月26日 08:57

monsoon photo

最後の週末を使ってイタリア北部を訪れました。

英国からイタリアを目指すと、必然的にアルプス上空を越えなければなりません。
冬のアルプスは思いがけず晴天率が高く、窓側に陣取った僕のシートから眼下には
優雅な、そして同時にとても荒々しいアルプスの山並みを見下ろすことができました。

イタリア北部のミラノからベニスへの電車の車窓からもアルプスを遠目に目にすることが
でき、自分がどれほどアルプスに魅了されているかがひしひしと感じられる旅となりました。


この1年間、僕はどちらかというと名の知れた都市を巡ることに時間を費やしました。

ー ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ヘルシンキ、オスロ ー

次に僕が旅をする時には、それらの都市からはかけはなれたとても小さな町や村を丁寧に
巡り歩けたらと思っています。

もちろん、いくつかの町や村の名前はすでにリストアップしてあって、あとは時期を待つのみです。

次回は、【最終話 スウェーデンのハッセルブラッド】

2009年03月25日 21:57

今日でこれを最後に

明日から

目が覚めたら

と、先送り、先送り・・・・。

明日に期待はしちゃいけない。

今を意識

というわけで、

今日から腹筋・禁酒

そして次の休みは撮影

それ以外考えないことにしました






今日でこれを最後に

 

明日から

 

目が覚めたら

 

 

と、先送り、先送り・・・・。

 

 

明日に期待はしちゃいけない。

 

 

今を意識

 

 

というわけで、

今日から腹筋・禁酒

 

そして次の休みは撮影

 

 

それ以外考えないことにしました

 

 

 


2009年03月25日 00:02

98850014.jpg
最近ずいぶん暖かくなってきましたね。
桜も開花宣言出されました。

でも今朝は寒かった〜。
この時期は寒暖差が激しいです。
そんな時には石焼き芋?
いぇいぇ、これはもう少し寒い時の写真。
デジカメと違ってフィルム現像にはタイムラグがつきもの。
36枚撮り切らなければ、こうゆうこともありますよね?
でもseasonzでは季節感が大事かな・・・

芋を食う犬。
うちの犬はお芋が大好き。
みなさんのお宅のワンちゃんもそうですか?
沖縄では夏でも石焼き芋が大盛況だとか!
うちの犬にとってはパラダイスだな。。

[satosy monsoon No,14]

2009年03月22日 00:14

2週くらいさぼってしまいました、yagerです。

ありがたい事に、息子の出産祝いで色々もらっているのですが、その中にデジタルフォトフレームもありました。

どこのメーカーか分からない中国製のヤツなんですがw、フォト/音楽/動画と機能は充実している感じ。写真はデジタルでしか撮らない人からすればこれはとても嬉しい贈り物です。買おうとすると7〜8000円とかするし、なくても良いかぁと思い勝ちな品物ですよね。

で、とりあえずmicroSDにいくつかの写真とMP3ファイルを入れてから差し込んで再生・・・という事をやっているのですが、まあ無難に再生されています。7inchなんで小さめなんですが場所をとらないしこのくらいがちょうど良いのかも。

便利な使い方、しっくりくる置き場所を考えています。

2009年03月20日 00:00

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倫敦の青い空。2003年Portobello Market にて撮影

今日は特別編ということで
みなさんご存知の友人に送りたいと思ってずーとさがしていた手紙が
ようやく見つかったので、遅くなって申し訳ないという謝罪と今の気持ちを込めて、
僕のブログとの2部構成で、その友人に送りたいと思います。

Dear My Friend

君が日本を旅立ってもう何ヶ月たつだろうか。
1年間の倫敦での生活。君は日本を遠い異国から見ている。
君の目には、どのように日本が移るのだろう。

僕は小さい頃から、
「1日でいいからまったく日本語の意味がわからない状態になって、
日本語はどんな風に聞こえるか(外国人のような感覚で)聞いてみたい」
と思っていた。

君が日本に戻ってきたとき、そんな風になっているかもしれない。
そうなっていたら少々羨ましい。

僕が世界に旅するとき、空をよく見る。
そして、いつも思うのは、
「なんてちっちゃい事にくよくよ悩んでいたんだろう」ってこと。
この世界も途方もない広さに比べて、悩みの小さいこと、小さいこと。
旅をするたびに見るその大きな空の青さが、
自分の中にある虚無感やうやむやした感じを
洗い流してくれる。

海外の生活は、色々とわからないところだらけかもしれない。
君が理不尽と思う事もあるかもしれない。
でも、そんな時は、空を見てほしい。

倫敦の空が君の悩みをそっと包むだろう。
君がこっちに帰ってきたとき、僕は父親になっている。

2008.6.28 yeahkazu

続きは、Blog ”Civil Engineer Grover"にて・・・
ぜひ見てね!!

2009年03月19日 04:50

monsoon photo

休みを取って「引越し」を完了しました。
ダンボール15個分の僕の分身は、一足先にロンドンを発ちました。
2週間弱の後には僕もまた同様にロンドンを離れることになります。

最近のロンドンはとても天気がよく、桜の花も満開となっています。
もちろん、日本の皇居のお堀のような「桜並木」はロンドンには存在していないので、
住宅街にとてもひっそりと咲く数本の桜を眺めてはその向こうに日本を感じています。

引越しをおわらせた僕は、天気のよいロンドンのマーケットを散歩しました。
アンティークショップがあったり、センスのよいカフェがあったりで帰国間際に
なって新たなお気に入りの場所を見つけたりしています。

「When a man is tired of London, he is tired of life; for there is in
London all that life can afford」

’ロンドンに飽きた者は人生に飽きたのだ’ という英国文学者サミュエル・ジョンソンの言葉を
ひしひしと実感する日々が続いています。

写真は、散歩の途中に1ポンドで購入した古写真です。

残念ながら乗馬を英国で体験する事はできなかったけれど、日本で挑戦したい事の一つです。

【次回こそ、第17話 イタリアの彫刻】

2009年03月19日 00:44

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瀬戸内海にかかる瀬戸大橋、壮大なこの構造物の設計者は一体誰なのでしょう?

今回から新シリーズをお送りします。
先週、書き込み忘れていたので今日の投稿になります。

最近、「おふくろさん」(著作権法)の問題や青色発光ダイオード(特許法)の問題など
知的財産の話が世間をにぎわしています。
この”seasonz”も
「copyright (c) SEASONz all rights reserved.
当サイト内で使用されている画像・文章等全ての権利は著作権者が保持しています。 著作権を侵害するあらゆる行為を禁止します。」
とTOPページに記載されていて、
著作権者(作者かな?)がその権利をもっていて、いかなる人も侵すことができない権利が存在します。
これは、本だったり、写真だったりと著作であることが容易にわかるものであれば、創造できます。

しかし、これが「橋」「トンネル」「道路」「鉄道」のような社会基盤(土木構造物)だったらどうでしょう?
じつは・・・社会基盤にも著作権はあるんです。
青函トンネルにも、瀬戸大橋にもレインボーブリッジにも、著作権が存在しているのです。
ただ、この著作権っていうのがなかなか難しいものなのです。
(詳細はBlog ”Civil Engineer Grover"をご覧ください)

この話は、つい最近まで知りませんでした。
所属している土木学会論説委員の論説(土木学会 論説委員会 第18回論説内藤廣氏著「知的財産権」より リンク)を読んで
著作権の奥の深さ、面白さを知りました。

そして、色々な葛藤をへて、最近、知的財産を管理する技能者の国家資格
「知的財産管理技能士3級試験」を受験してきました。
この3級の合格率○はなんと○(ヒミツ)%以上!超高合格率の試験!
次の2級(合格率約40%)、1級(合格率10%未満!!)の登竜門のような試験なのです。

もし!著作権に興味のある方は知的財産管理技能試験で検索してみてください。
結構はまりますよ!!

次回(今週金曜日) 土木と生活 その2 土木と建築のデザイン

Blog ”Civil Engineer Grover"には”monsoon"コラボ記事も掲載中!!

2009年03月18日 08:22

机が届きました。


とりあえずやりたいことは、
机での読書です。


意外と座っての勉強や読書って苦手だったんだよね。

2009年03月17日 23:28

98850011.JPG
夢ってカラーで見れますか?私は白黒なんです。
思い出しても思い出しても白黒。
いや、果たして白と黒だったのかもよく思い出せないんだけど。
右脳の発達している人はカラーで見れるらしい。。。

カラーネガフィルムの種類が激減した今日だが意外に白黒ネガの種類は増えている気がする。
以前から思っていたけど自分には白黒世界の方がしっくりくる。
そう言うことでフィルムカメラにしがみついていると思われそうだが。

[satosy monsoon No,13]

2009年03月13日 00:12

出掛けて来ました、鳥海山。
天気にも恵まれ。

またそのうちお見せ出来れば!!

2009年03月10日 07:32

monsoon photo

イタリアの蚤の市で見つけた集合写真。

イタリアに限らず欧州の蚤の市ではあらゆるものが売られていて、どこかの家族の集合写真や
消印のついた私信など文化の収集家にとってはその眼を存分に働かすことのできるとても興味深い場所であるのです。

名も無い写真家(もしくは写真家でさえない一人の人間)によって撮られた極上のポートレートや
抜群の間合いを含んだ集合写真まで、味気ない都内の書店を巡るのに比べたらとても良い写真の勉強にもなったりします。

英国で僕は、「集合写真」というものを撮る機会を数回得たのですが、撮られることが上手な英国人にはとても
感心しました。直立不動視線固定の(そしてたまに目をつむる)日本人をこれからいかに上手に撮るかが課題ですね。

次回こそ、【第16話 イタリアの彫刻】

2009年03月06日 23:16

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街で一番見かけるものはなんでしょうか?

日本では、そびえたつ電柱が人の目を引きます。
でも海外にいって一番目に付くのは、案内看板(サイン)です。
まず、入国したときの空港で、現地の文字、英語で書かれたサインを目にします。
その後、街中では電車の駅、観光施設、交通標識と様々な案内が
目に飛び込んできます。

でも、その国によって色の使い方だったり、字の大きさ
ピクトグラム(簡易記号)の絵柄が異なります。
その国の特徴が一目見てわかるツールなんですよ、実は。

上の写真の火のピクトグラムは今にも火が迫ってきそうな絵柄です。
これはドバイで撮った非常口の案内看板。
日本のような緑色ではなく、いかにも「危ない!!」感が出ています。

これに負けじと日本にも独自の案内看板を作っている所はたくさんあります。
でもせっかく充実した案内看板があっても
目立つ場所になかったり、情報がちょっと古かったりと
色々と問題もあります。
特にトイレの場所が書いてあるといいのになぁと思うときが
一度くらいはあるかと思います。
今度街を歩いたときにぜひ、案内看板(サイン)を見てください。
面白い発見があるかもしれません。

次回 新シリーズ 土木と生活 その1 社会構造物と知的財産

Blog ”Civil Engineer Grover"には”monsoon"コラボ記事も掲載中!!
たいぶお休みしていましたが、ついに再開です!!

2009年03月06日 00:04

今週末の東北の天気は晴れみたいです。

うーん。
久し振りに恋人に会いに出掛けて来ようと思います・・・!?

2009年03月04日 21:41

花を撮ります。
最近、花です。
とてもドキドキします。

プリントアウトして、眺めて。
幸せというよりも、
「HAPPY」って感じます。
人物スナップよりも、そう感じます。

HP更新です。


2009年03月03日 22:24

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HONDAから新型エコ車が発表された。
2代目インサイト。売り上げが伸び、納車待ち続出。

ギネス記録を録った旧型(写真)は、2シーター、後輪スカート、アルミボディという使用。マニュアルミッションも選択できた。
徹底的に燃費記録狙いだった?形も奇抜だし値段も割高で年間売り上げ台数はランボルギーニを下回ったとか。でもHONDAらしい車な気がして好きだった。

日本のハイブリットカーが世界の車市場を引っ張る時代になるだろう。すごく楽しみだ。
環境がキーワードだけれど、車としての面白さが忘れ去られないことも願っている。

[satosy monsoon No,12]

2009年03月03日 08:44

monsoon photo

エジプト考古学博物館でツタンカーメン王の黄金のマスクを眼前にしたとき、
僕は、僕が現在持ち合わせている「生命」はあくまでも生命の一形態にすぎないのであって、
それはカタチを変えて存在しうるものなのだということを思い知らされました。

水が固体、気体、液体と姿をかえて存在しうるように、ツタンカーメン王の生命はその黄金のマスク
となってここにこうして生き続けているではないかということです。

一つの完璧な、もしくはかつて完璧であったこうした物体を目にしたとき、同じような思いは僕の脳裏を
いつも横切るのです。サンピエトロ大聖堂(ローマ)の中には、ミケランジェロによって生命を吹き込まれた
キリストとマリアが「ピエタ」となって存在し、ルーヴル美術館(パリ)にはアンティオキアのアレクサンドロス
によって生み出されたミロのヴィーナスが両腕を失ってなお完璧に生き続けているのです。


それまで、教科書の片隅で目にしただけの「歴史的遺品」に過ぎなかった物体は、それらを眼前にしてはじめて
カタチを変えた生命をも感じさせるに至ったのです。

世界はまだまだ目にすべき(したい)生命で溢れています。

次回は、【第15話 イタリアの彫刻】