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都市のデザイン その3 緑の森

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東京のコンクリートジャングルに浮かぶ、本物のジャングル、代々木の森

だいぶ前に子どもといった都庁の展望室
高層ビルが立ち並ぶ東京都心の中で
ぽっかり開いた緑の穴のような景色が目に飛び込んできました。
まるで風の谷のナウシカに出てきそうな光景。
代々木公園と明治神宮の森の緑だったのです。大きさ約120ha
後で調べてみると
昔はあのあたりは一面のみどりで
東京は皇居、新宿御苑や上野公園など多くの緑に囲まれた街だったのです。

その東京にまた一つ、大きな森が『海』にできようとしているのです。
それは『海の森(Sea forest)』リンク
尊敬する建築家、安藤忠雄氏が提唱するこの『海の森』は
東京湾あるゴミの埋立地に苗木を植樹し
大きな緑の空間を海の近くに作ろう!という計画です。
植樹する数は48万本、広さは約88ha。

これができると都心に向かう風の道の起点となり
風が東京の緑を通り抜け、
その周辺しいては東京の体温をぐっと下げるといわれています。
また、飛行機に乗って羽田空港に着陸する直前、
ちょうどぼくが都庁でみたあの緑の森のように
海のそばに大きな緑が浮かんで見えてくるのです。

安藤氏はある講演会でこう言っていました。
「ゴミの埋立地に、しかも海のそばに大きな緑ができる。
 これは世界でも類のない森になる。
 そして、飛行機から見た外国人はどう思うだろうか。
 日本の環境への取り組みに驚き、そして共感するのではないか」と。
 
僕は海に浮かぶこの森が未来の東京のために
そして世界へ示す日本の道しるべになることを願っています。

次回 都市のデザイン その4 案内看板

Blog ”Civil Engineer Grover"には”monsoon"コラボ記事も掲載中!!

コメント (1)

satosy:

この写真もいいな〜

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