”地下水の流れた跡にさびた跡が・・・。(ある地下鉄の地下水排水口を撮影)”
地震が起きて、注目されたこと。
液状化、斜流、建屋。
どれも土木の用語です。10年前に勉強していた言葉が
使われているこの状況に、土木技術者として複雑な思いがします。
それ以外にも気になる事が1つあります。
それは、漏水。
と言っても上下水道ではありません。地下水です。
豊富な地下水がある日本。
地震の前にも地下街等で地下水が流れているを見る事ができましたが
今はその量が気になります。
続きは
Blog ”Think! Think Different.”にて
http://grover7.exblog.jp/15748739/
おそらく地震による震動によって、地盤の水分が地下水脈に集まり
その余分量が漏れ出しているためだと思います。
すぐに何か影響が出る訳では当然ありませんが
その水流は構造物をゆっくりゆっくりと劣化させていきます。
コンクリート構造物はその地震や津波に対する堅牢性が
木造に比べ高いことが、今回の震災によって不幸にも証明されてしまいました。
ただ、従前から言われているように
高度経済成長期の構造物の維持管理が必要な時期に差し掛かっています。
「コンクリートから人へ」から「災害に強く賢い町づくり」へ
災害に強い街とするためにも、既存構造物にも気をかけ
変化を見逃さない力を身につけていこうと思います。
今日もどうもありがとうございます。