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第8話 アラビア社(ARABIA)のコーヒーカップ

monsoon photo

イギリスやフランスをはじめとする、豪華絢爛さを執拗に追求したデザインからは遠く離れた哲学のもとに
生み出され育まれたスカンジナビア・デザイン。

それほど遠くない距離に存在する国であるのに、どうしてそれほど隔絶的な哲学を有することになったのか、
僕にはとても興味を引く事実であります。

北欧、とくにフィンランドの首都ヘルシンキを歩いていて感じる事は、権力や栄華を誇示する事からは大きくかけ離れた、
日常的、機能的でシンプルなデザインに溢れているということです。

その中でも僕が最も楽しむことが出来たのは、週末になると開催されるマーケット。

アンティークと言えど、驚くほど安く値付けされたそれらの商品をひとつひとつ見て回り、
運命の出会いを発見する作業は楽しみに満ちたものでした。

次回は、【第9話 バルセロスの雄鶏】

コメント (1)

satosy:

やっぱりその数は気になるよね。
そして、とてもお洒落なカップだね!

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